こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”Zpacks Hexamid Pocket Tarp w/ Doors”
とうとう憧れのDCF素材タープテントを購入しました!
今まで使用していたタープと比べても、圧倒的に軽くコンパクトになりましたのでレビューしていきます。
- このタープの購入を考えている人
- DCF素材のタープを探している人
- 3シーズンで使用できるタープを探している人
もくじ
スペック
使用サイズ | ピークの高さ: 47インチ (119 cm) 長さ: 107インチ (271.75cm) 中心幅: 54 インチ (137 cm) 両端の幅: 30 インチ (76 cm) 入口の高さ: 29 インチ (74 cm) |
収納サイズ | 6.5 cm x 10 cm x 14 cm |
重量 | カラー:ブルー・オリーブ・ホワイト 約172g カラー:バーンドオレンジ・グリーン約214g |
素材 | DCF(ダイニーマ・コンポジット・ファブリック) |
※このタープの詳しい内容は、Zpacks公式から
Zpacksの超軽量なタープです。
DCF素材のタープテントで最軽量のため、UL界隈でも有名なギア。
カラーは”バーントオレンジ” ※カラーごとでDCFの厚みが違います。こちらは厚め。
非自立式タイプなので、122㎝のポールが必要になります。形状は6角形。
ポールは斜めに建てるイメージです。
ポールを当てる部分である天井は補強されており、安心して建てることが可能。
天井の近くにループが1つ付いているので、ランタンなどを引っ掛けることが出来ます。
ペグは最低6本で建てることが出来ますが、後ろに2本ガイラインが付いています。
ペグを8本使うことで居住性がアップします!
全てのタイアウトに自在アジャスターが縫い付けられており、2.0㎜のコードが取り付けられています。
ドアにはD型の黒いリングが付いていて、コードの金属フックに引っ掛けて開閉をします。
重なり合うようになっているので、雨風が入りづらくなっております。
ドアはそれぞれ独立していて、巻き上げて留めることが可能。両方留めると通気性が抜群です!
縫い目には全てシープテープ処理がされていますので完全防水です。
端にZpacksのロゴと注意書き。
付属品は、収納袋とリペアシールです。
いいところ
超軽量コンパクト!
まずは何と言っても、このコンパクトさ。これで寝ることが出来ます。
DCF素材は嵩張ってしまいがちですが、片手で収まるサイズに収納可能。ザックに収納するのも容易です。
重量についても、生地が薄いと不安でしたので生地厚のカラーにして約214g。もっと薄いものであれば、約172gと驚異的に軽量なのです!
ギアの中で、どうしても重量が増えてしまうものが「テント・シュラフ・バックパック」
そのテント枠が200g台で納めることができるのは、ギアの軽量化に大きくつながります!
わさび
人気なわけですなぁ~
DCFの良さ!
DCF(ダイニーマ・コンポジット・ファブリック)で出来たテントですので、素材特有の機能の恩恵があります!
- 引き裂き強度(重量ベースで鉄の15倍)
- 水を含まない(完全防水)
- 生地が伸びない
- 通気性・透湿性がない
- 軽量
強度については言わずもがなでしょう。突き刺しには弱いですが、引き裂きには安心。
シルナイロン製のタープだったりすると、雨の日に水を含んでしまい重量が増えたり、張ってもたわんでしまうことがあります。
しかしDCF製ですと、水を含まないので重量が増えることもありませんし、生地が伸びないのでたわむこともありません。
また、通気性・透湿性が全くないので熱がこもりやすく、見た目以上に内部は温かく過ごすことができます!
そして強度とは見合っていない超軽量さ。ULハイカーであれば、なにかしら1つは持っている素材ではないでしょうか?(笑)
あとはシンプルにカッコいい!DCFは何とも言えないカッコよさがありますよね!
必要充分の大きさ!
内部のサイズ感としては、1人横になってドア側に靴や荷物を置いて丁度いいぐらい。ギリギリ中で煮炊きが出来るくらいの広さはあります。
テント場で、ご飯を食べて寝るだけであれば充分なスペースを確保できます!
ミニマムで最低限の寝床が確保できればいい方には、ベストなタープテントだなと思いました。
わさび
この狭さが秘密基地みたいで楽しいで!
小さいサイズ感ではありながらドア側は大きく前に張れて、後ろ、左右を低く張ることができ雨の吹込みもないように作られています。そのため全天候に対応するタープテントとなっています!
軽くするために小さく小さくするのではなく、ストレスを感じず必要充分な大きさになっていて、よく考えられたタープだと感じました。
カスタムが出来る!
同メーカーに別売グランドシートが販売されていて、写真のようにタープに取り付けることが出来ます。
タープの6箇所にループが付いていて、そこにフックを掛けて付ける仕組み。バスタブ状になってくれるので、大雨などで地面に水が流れ込んでも濡れる心配がなくなります!
これは是非ご一緒に購入することをおススメします。タープより地厚のDCFを使用したグランドシートですので、安心して使用することができます。
他にも蚊帳を取り付けることも可能。
天井のループと6箇所のループに掛ければ、写真のように付けることができます!
今回、”ライトウェイ ピラオムデュオタープ メッシュ”を使用。
わさび
たわんじゃって顔に蚊帳が当たるけどね。。。
綺麗に合うサイズは、”ライトウェイ ピラオムソロ メッシュ” ”ローカスギア クフ ハーフメッシュ” ”マウンテンローレルデザインズ ソロミッド メッシュ”などなど。。。
これより大きいと写真のようにブカブカになってしまいます。使えないことはないですけどね!
このように、虫の多い時期や悪天候に対応できるようにカスタムして使用することが出来ます。
気になるところ
入りづらく狭め
このタープの一番のデメリットと言えるのが、入口がとても狭いことです。
結構屈まないと入れません。そこだけ少しストレスですね~
内部も前述した通りで、1人でピッタリサイズ。正直ゆったり出来るサイズではありません。
また、頭側、足側はタープの内側ととても近く、シュラフが触れやすいです。
この点は万人受けしないでしょう。
透ける
DCF素材の特徴ですが、内側が透けて見えてしまいます。暗い中、ランタンを付ければより見えやすいです(笑)
わさび
タープ内の過ごし方が見られちゃう~
まぁ実際はそこまで見えません。ぼやけて見えるぐらいです。それでも落ち着かない人もいるでしょう。
また、DCFは引き裂きには強いのですが突き刺しには弱いです。生地が薄い分気にしてしまうかもしれません。
結露しやすい
通気性・透湿性がないので、タープ内の湿気が外に出づらくとても結露しやすいです。
ドアを開けて使用すれば少しはマシになりますが、基本は結露するのでそれに合わせた装備が必要になります。
3シーズンのみ
このタープは、下が大きく開いていますので冬の使用は推奨していません。
構造上、地面にピッタリとペグ打ちできないので寒い時期は厳しいです。
基本は3シーズンの使用がベストです!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
名前の通り、本当にポケットサイズに収まるコンパクトさと驚きの軽量さでした!
それでいて、完全防水の全天候型で必要充分の寝床を提供してくれます。
デザインや素材という、見た目がカッコいいだけではなくしっかり機能性も優れている点も良いですね!
設営も慣れれば10分経たずに出来ますし、3シーズンで稜線以外のテント場では出番が多そうです。
わさび
海外のスルーハイカーに人気なわけですな!
- テントを超軽量にしたい方
- DCF素材のタープが欲しい人
このタープテントは本当におススメです。これぞULテント!という代物でした。
気になりましたら是非チェックしてみてください。
それではまた!
※このタープの詳しい内容は、Zpacks公式から
なによりカッコいい!