こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”シックスムーンデザインズ ルナーソロ”
ULハイカーから絶大の人気を誇るこちらのテント。
僕自身も大好きなULテントです。是非ご参考までに!
- このテントの購入を考えている人
- 定番なULテントを探している人
- 初めてシェルター・タープ泊に挑戦したい人
もくじ
スペック
使用サイズ | 幅267 × 奥行き199 × 高さ122㎝ |
収納サイズ | 28cm×10cm |
重量 | 690g |
素材 | フライ:20D シリコンコーティングポリエステル 底面:40D ネット:20D No-see-Um |
※このテントの詳しい内容はシックスムーンデザインズ公式から
簡単に設営が出来るうえに全天候対応、軽量コンパクトなパッキング、デザインの美しさから米アウトドア誌のbackpacker で Editer’s Choiceを受賞するほどのワンポールテント。
ULギアでの受賞というものはあまりなく、それだけ認められているテントということです!
収納袋にテント・リペアキットが同封されています。ペグなどは付属していないため準備が必要です。
また、ワンポールテントになりますので別途ポールorトレッキングポール(ともに124㎝以上)が最低1本必要になります。
テントの6点には、自在付きガイラインが購入時から付いています。これはありがたい!
テント上部にはベンチレーションの穴があります。空気口の上側にはフレームが入っているため、雨の吹込みを防いでくれます!
バスタブが、約10㎝ほどありますので浸水の恐れも軽減。安心感のあるテントですね!
テント内部には、標準的なメッシュポケット・ランタンフックがあります。
入口は、バスタブ部分までガバっと開くので出入りがしやすいです。
ファスナーについてはフライ側がシングルジッパー、インナー側がダブルジッパーになっております。
設営方法
①グランドシートを敷きます。
一応このテントの底は40Dと厚めに作られています。
自己責任ですが、グランドシートを使用しなくても岩場でなければそのまま行けますよ!
グランドシートを使用したい方は、同メーカーで専用のグランドシートも販売されています。
今回は自分で切った”タイベックシート”を使用しています。
②テントを広げます。
6角形の形状をしております。ロゴがフロント側になりますので、風向きに合わせて設営しましょう!
③まず3点ペグダウン(リア1点・両サイド前2点)
自在で調整が利くので、若干余裕を持たせてペグダウンします。
④ポールを入れ、テントを立てる
今回はトレッキングポールで代用しております。同メーカーの専用ポールですと、上側にポケット、下側にハトメがありますので差し込むだけでOK!
トレッキングポールの場合でも下にループが付いているので通します。
上側は補強されているので、気にせず立てましょう!また、ポールは直立ではなくやや斜めに立てます。
⑤残り3点をペグダウン。(両サイド後2点、フロント1点)
自在を引きテンションを張って終わり!
慣れてしまえば5~10分で設営することが可能なほど簡単です。
いいところ
とにかく広い!
このテントは1.5人用と言われていますが、余裕で2人寝ることが出来るほど広いです。
写真のように、寝転がった横にバックパックなどの荷物を置くことが出来ます。
上からの画像です。もう一人分ぐらいのスペースがあることが確認できるはずです。
僕の身長は174㎝ですが、このテントは幅267㎝となっているため頭も足も余裕があるほどの大きさ!
寝ころんだときの頭上も、そこそこ高めなのでテントの内側に触れることもありません!
とは言え、ワンポールテントは端に行くにつれて、居住面積が狭くはなります。
圧迫感を抑えたいのであれば、写真のようにもう一つポールを使用することで居住性を上げることも可能。
前室も非常に広く、高さ122㎝もありテント内で座りながら前室で煮炊きも出来ます!
このように、全体的にゆとりを持ったサイズですので一人で使用する際に不便に感じることがあまりありません。
雨の日でも荷物は全てテント内に入れられて前室で食事の準備も行えますし、高さがあるのでテント内で座りながらであれば着替えも可能。
広い、とにかく広いです。他のULワンポールテントと比べても広めであることが特筆したい点ですね!
蚊帳付きタープ!
バスタブと蚊帳が全面にあるため虫などの影響を受けることなく、夜を過ごすことが出来ます。
「ULスタイルになりたいけど、いきなりタープ泊はちょっと。。。」と思われる方でも、まずこのテントであれば安心して使えるテントだと思います。
わさび
睡眠中に虫がいるのしんどいもんねぇ
開放感がスゴイ!
シンプルなシングルウォール構造で全てメッシュになっているので、タープ泊のような開放感を味わうことが出来ます。
また、フロントは持ち上げることで前方を開けることが可能。夏は涼しく過ごせます!
温かい季節で天気のいい日であれば、前方を開放して自然を見ながら睡眠することが出来るのでとてもおススメです。
コンパクトになる!
最初に収納されている袋は大きく、ザックと並べるとなかなか嵩があります。
しかし、シルポリ製のテントですので圧縮すればもっとコンパクトになります。
例えば、”シートゥサミット ドライザック 8L”に入れると平べったく四角の形になるためザックの隙間などにパッキングしやすくなります。
とても広く、バスタブ・蚊帳付きの安心できるテントでこの軽量コンパクトさは流石。。。
気になるところ
結露する
このテントはシングルウォールテントですので、結露問題があります。
もともと海外の気候に合わせて作られたテントではあるため、日本のような高温多湿な気候にはあまり向いておらず、しっかり結露します。
しかし、シングルウォールテントは正直全てそうです。このテントだけでなく、ほぼ結露します。
シングルウォールを使用する場合は、結露とは向き合っていかないといけません。
濡らしたくないギアは防水バッグに入れたり、シュラフカバーを使用したり、手ぬぐいで拭いたりと対処が必要です。
シーム処理されていない
超軽量なテントですのでメーカーの方ではシーム処理されておらず、個々の判断に任せております。
もちろんシーム処理をした方が、雨天時の安心感がぐっと上がります。しかし重量が増えてしまうのも確か。
とは言え、日本のように雨の多い国からしたらシーム処理されている方がいいですね。
買った後、自分でやるの正直面倒くさいので(笑)
シーム処理を行う際は、↓を縫い目に塗る作業が必要です。
冬は寒い
とても開放的なテントですので、基本的には3シーズンでの使用が推奨されています。
実際に0℃環境で使用しましたが、しっかりしたシュラフ・シュラフカバーがないと厳しいです。
冬に使用できるシングルウォールテントは、ほぼ密閉されていて蒸らして温めるようなイメージですがこのテントは真逆。
原因として、1つ目がメッシュであること。2つ目がペグを打つ6点が浮いていて隙間が出来ていること。
しかし、一応このテントでも隙間を限りなく少なくする設営方法があります。
設営する際にポールの高さを、少し低くすることで6点の隙間を小さくすることが可能です。
とはいえ冬での使用は自己責任。基本は3シーズンですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
重量たった690gで、バスタブ・メッシュ付き、1.5人サイズの居住空間、簡単な設営、そしてバックパックに入るコンパクトさ。
また、実は六角形の形状も意味がありどの方向からの強風にも対応できる作りになっているのです。
ULテントは、バスタブやメッシュがなかったり、生地が薄く安心感がなかったりと不安な点が多くあります。
その点このテントは、バスタブのみ生地を厚くしたり、蚊帳付きで虫対策もされていたりと普通のテントと同じ安心感を持ちながら使用できる、シックスムーンデザインズの名品たる所以が込められたテントでした!
わさび
軽量さと利便さのバランスがいいんよねぇ~
- 軽量なテントが欲しい人
- 安心感のあるULテントが欲しい人
- 初めてULテントを購入する人
1泊2日の登山や、ロングトレイルでの使用。ULキャンプなど、様々な場面で活躍してくれるテント。ULテントなら、まずこれで間違いないです。笑
気になりましたら、是非チェックしてみてください!
それではまた!
秘密は、広さと安心感!