こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”OMM Mountain Raid 233”
OMM史上、最も温かいシュラフです!
悪天候でも安心して使用できると言われるこのシュラフ、実際に使用したのでレビューしていきます!
- このシュラフの購入を考えている人
- 軽量コンパクトな化繊シュラフを探している人
- 3シーズン使用できるシュラフを探している人。
- 湿気に強いシュラフを探している人
スペック
サイズ | 195cm |
重量 | 540g |
素材 | PointZero 100% 22gsm ナイロンリップストップファブリック ダウンプルーフ Primaloft Cross-Core Gold 133g/100g /㎡ |
季節 | 3シーズン |
※このシュラフの詳しい内容はOMM公式から
厳しい環境でも安心して眠ることができる”マウンテンレイドシリーズ”
そのなかでも一番の温かさを誇るのが、このシュラフです。
カラーは鮮やかな黄色。シンプルなマミー型です。
フロントにハーフファスナー。
フードにはドローコード。
付属品は収納袋。
いいところ
濡れても冷えにくい!
このシュラフは、中綿に化繊素材である”Primaloft Cross-Core Gold”を使用。
この素材は、湿気や水分を吸い上げてすぐに乾かしてくれる機能と水に濡れても保温性が落ちにくい機能が備わっています。それでいて、ダウンのような温かさと軽量コンパクトさを兼ね備えています。
また、外側生地のPointZeroは湿気を外に放出する働きがあります。DWR(耐久撥水)加工がされていて、より濡れに強いシュラフとなっています。
特に湿気の多い日本という国にはピッタリ。
実際に、9月の湿気だらけの蝶ヶ岳ヒュッテで使用しました。テント内の結露に打たれながらも、ロフトが減らずに朝まで温かく眠ることが出来たのです。
ダウンシュラフだったら、濡れや湿気でロフトが減り温かさが落ちてしまうことがありますがその不安が一切無し。結露から守るためにシュラフカバーもいらない!
荷物も減るんやね!
さすがOMM… 「どんな環境でも安心して使用できる」を体現したようなシュラフだと感じました!
化繊なのにコンパクト!
Primaloftは、非常に軽量コンパクトである一面もあります。
そのため写真のように化繊とは思えないほどに圧縮することが可能!重量も540gで、同等レベルの”モンベル ダウンハガー800#3“が573g。むしろダウンより軽い。
素材自体が軽いということもありますが、軽くする工夫も込められています。
それは、シュラフ前後で封入している中綿の量。保温したい前側に133g、潰れてしまう後ろ側に100gと無駄になってしまう部分の中綿を減らすことで軽量化につながっているのです。
こだわりがすごい!
今まで「ULはダウン一択!」と思われ続けていた訳ですが、ダウンに匹敵するほどの温かさと軽量コンパクトさを兼ね備えた化繊の登場で変化がありそうですね!
安心の3シーズン!
Primaloft Cross-Core Goldは、Primaloftシリーズの中で1番の厚みを誇ります。
今までのマウンテンレイドシリーズは春夏用が多く、肌寒くなる頃には寒さに”耐える”ことができるシュラフとなっていましたが、今回のマウンテンレイド233はそんな寒い時期にも安心して温かく使用できるシュラフです。
個人の体感ですが、0℃までであれば問題なく使用可能。3シーズンで使用が出来るので、年間を通して出番の多いシュラフとなってくれます!
天候の変化が多い日本の山では、急な雨などに見舞われることがあります。そんな時にこのシュラフであれば湿気にも強いのでとても安心。2泊以上の長期登山などにも適していますね。
化繊なのでダウンよりも気にせずガシガシ使える点もgood!
そんないろいろな”安心”を提供してくれるシュラフでした。
気になるところ
入りづらい
このシュラフはハーフファスナーで、入り口が小さいです。
そのためシュラフに入る時は、潜り込むような感じになります。ちょっと入りづらいと感じます。
しかしハーフファスナーにも理由があり、コールドスポットを減らし保温力を上げるためにファスナーを短くてしているのです。
なるべく無駄をなくし、より温かくなるための工夫の代償ですね。
足が窮屈
他のマウンテンレイドに比べれば、だいぶ余裕のある方ですが、それでも足側は窮屈に感じてしまいます。
足を折り曲げきれない感じです。
若干、足側のみ自由がない束縛感を感じてしまうので、寝返りや体をよく動かして眠る方には少しストレスかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
とうとう化繊シュラフで3シーズン対応のものが登場。
ダウンのように温かく軽量コンパクト。そしてダウンの弱点である水、湿気に強い化繊の強み。実際に0℃でも使える保温力。なかなかに弱点がない化繊シュラフでした!
結露から守るシュラフカバーも減らすことができますし、今後こちらを使用するULハイカーも増えてくると思いますね。
ただ一つお伝えしておくと、ダウンとは違う温かさの広がり方ではあります。ダウンのような全身包み込まれるようなぬくぬくの温かさではなく、体温が移りジワーと温かくなるイメージでしょうか。
まぁ好みだと思いますが、僕はダウンが好きなので時と場合で使い分けたりしています!
一概にどっちがいいかは決められないねぇ〜
- 湿気に強いシュラフが欲しい人
- 悪天候でも安心して使えるシュラフが欲しい人
- 軽量コンパクトな化繊シュラフが欲しい人
技術の進歩は凄いですね…そろそろ化繊がダウンに打ち勝つ時代が来てしまうのかもしれません笑
気になる方は是非チェックしてみてくださいね!
それではまた!
ご参考までに!