こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”ENLIGHTENED EQUIPMENT Enigma APEX 50℉(10℃)”
最近のULハイカーがよく使用している人気ブランドのシュラフです。
化繊とは思えない軽量コンパクトさを兼ね備えながら、ダウンの弱点を賄えるシュラフでしたのでレビューしていきます!
- このシュラフの購入を考えている人
- 軽量コンパクトな化繊シュラフを探している人
- 3シーズン使用できるシュラフを探している人
もくじ
スペック
サイズ | 長さ:183㎝ 肩周り:137㎝ 足周り:101㎝ |
重量 | 実測:296g(付属品除く) |
素材 | 表地 : 10D Ultralight nylon 中綿 : CLIMASHIELD™ APEX insulation |
対応温度 | 10℃ |
※このシュラフの詳しい内容はENLIGHTENED EQUIPMENT公式から
アメリカ発の”エンライテッドイクイップメント”は主にダウン・化繊キルトを製作し、ULハイカーに絶大なる人気を誇っているブランド。
今回のシュラフは化繊タイプ。Climashield APEX を使用しております。
Climashiel® APEX は、重量と熱効率において、これまでにない進化を遂げました。 30 年以上の製造経験の集大成から開発されたこの革新的な断熱材は、今日の市場で最軽量 かつ熱効率の最も高い連続フィラメント断熱材です。
Climashiel®
化繊でも現在の技術では、ダウンに負けないほどの温かさを実現できるレベルに近づいてきています。ダウンのように温かいうえに化繊の強みをプラス出来るのが最大のメリット!
このブランドが製作しているキルトのモデルは主に2つ。
Revelation(レベレーション) と Enigma(エニグマ)になります。それぞれダウン・化繊を選択可能。
違いとしては下半身の部分がジッパータイプになっていて開閉式になっているか、縫い付けられているか。今回のEnigma(エニグマ)については下半身が縫い付けられているモデルで化繊を選択しました。
僕は個人輸入でカスタムしてもらったので、カラーリングを変更しております。
カスタムオーダーの場合、外側と内側のカラーを選べるだけでなく「ダウン・化繊」 「長さ、幅」 「対応温度」を設定し購入することが可能。
通常品ではカラーは固定の3色から選びます。
背中側の上部はスナップボタンで2箇所。中心にバックルで2箇所を締めることが出来ます。
付属品は、ストレージバッグ・収納袋・バンド2本。
いいところ
化繊なのに軽量コンパクト!
”Climashield APEX”という化繊素材は、非常に軽量コンパクトです。
写真では8Lのドライザックに収納していますが、軽ーく圧縮してこのサイズ感!
重量も300gを切り、もうほぼダウンのレベルで小さくなります。
それでもって対応温度10℃と春~夏、レイヤリングによっては初秋にも使用できるスペック。
ダウンと違い水や湿気にも強いので、長距離でのテント泊縦走やロングトレイルなどの天候がコロコロ変わる環境下ではとても頼もしい相棒になるでしょう!
マットへの取り付けバンドが便利!
付属のバンドを使用することで、スリーピングマットにシュラフを取り付けることが可能です。
バンドは輪っかになっているタイプと長さ調節が出来るタイプの計2本。
写真のように、輪っかのバンドをマットに通して固定、もう一本をマットの下にくぐらせます。
もともとシュラフに付いているバックルにコードを取り付けることで、マットとシュラフを一体化することができるのです!
キルトシュラフは背中側がぱっくり開いているので、隙間風が入ってきてしまうというデメリットを最小限に抑えることが可能。
2本の違う種類のバンドなのも理由があります。
輪っかになっているタイプでマットとシュラフを固定する役割。長さ調節が出来るタイプは写真のようにマットによって幅を調節し、シュラフが上下に動くようにしています。
これにより、ちゃんとした固定力を維持しながらシュラフの中に入りやすくし、入った後もたくし上げやすくしているのです!
わさび
細かいところだけど、こーゆーのがこだわっててストレスなく使えるんよねぇ~
メリットは就寝時の快適性だけでなく、就寝前に寒ければシュラフを取りはずして身体に巻いて温めたりと防寒着のような使い方をしても、いざ就寝というときはバックルを2本留めるだけで寝床が完成するので、シュラフの汎用性がアップし荷物の軽量化を図ることが可能。
たった2本のバンドですが、与えられる恩恵はとても大きいですよ!
メンテナンスが楽!
素材が化学繊維ですので、ダウンとは違い汚れたら普通に洗濯が出来ます。
これもまた大きいメリットですよね。
僕の場合は、洗濯機にネットに入れたシュラフを投入して毛布洗濯を選んで中性洗剤で洗っています。(※柔軟剤は使用不可です。)生地が薄いので痛まないように脱水は1分ほど。
軽く絞って吊り干しすれば、乾くのも早いです。
ダウンだとメンテナンスに気合を入れないといけませんが、これはとても楽ちんですね!
気になるところ
生地が薄い
このシュラフの生地は10Dというとても薄いナイロンを使用しています。
分かりづらいかもしれないですが、中綿がうっすら見えるでしょうか?
わさび
透けるほど薄いんか!
ウルトラライトメーカーですので超軽量に特化しているのでしょう。
しかしアウトドアで使用するものですのでちょっと石とかに擦ったりするだけで破れないか、バックパックにパッキングするときも他のギアに引っかかって破れないかとか・・・とても不安になります。
UL(ウルトラライト)とは軽量化と利便性のトレードオフな部分がありますので、安心して使いたい方は生地の強いシュラフを選ぶことをおススメしますね!
下半身が縫い付けられている
僕が使用している”エニグマ”は前述した通り、下半身部が縫い付けられています。
もう一つの”レベレーション”は下半身部がジッパーになっていて、キルトシュラフに出来たり1枚の掛布団のようにすることが出来るタイプです。
今回は、より軽量なシュラフが欲しかったためジッパーも付いていない”エニグマ”を選んだのですが、やはり多少重量が増えてもジッパーの方が汎用性があるなぁと感じました。
1枚になれば寒いときに膝や体にかけたりできますし、なんせ縫い付けられてると暑いときに足を出せないんですよね(笑)
軽さに重点を置く方にはおススメですが、利便性を求める方にはちょっと合わないかもです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ダウンのように軽量コンパクトになり、温かさもしっかり提供してくれる化繊シュラフの登場で、ダウン・化繊が選択できる時代になりました。
やはり日本のような湿気が多い国での長期山行でダウンシュラフを使用すると、2日目以降からヘタっとしたような、ジトッとしたようなあの感覚、ありますよね?
化繊素材ではその悩みも解消!
冬では、同スペックのダウン・化繊を使用したとしても流石にダウンの温かさには勝てませんが、3シーズンでそこまで冷えない気候の山行では化繊シュラフが大いに役立つと思いますよ!
わさび
シュラフを選ぶのが、また迷わされる~
- 湿気に強い化繊シュラフが欲しい人
- 軽量な化繊シュラフが欲しい人
- 3シーズン使用できる化繊シュラフが欲しい人
エンライトのシュラフで迷われている方のご参考になれば幸いです!
それではまた!
化繊シュラフでUL?