こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”ENLIGHTENED EQUIPMENT Rain Wrap”
あまり見慣れないギアなのではないでしょうか?
こちらなんと雨具です。そしてスカートです。(笑)
使用してみると、思った以上に理にかなったギアでしたのでレビューしていきます!
- このギアの購入を考えている人
- 低山での急な雨に対応できるギアを探している人
- 雨具の軽量化を図りたい人
もくじ
スペック
サイズ | S、M、L |
全体サイズ | 幅 S:114㎝ M:140㎝ L:168㎝ 長さ S:61㎝ M:66㎝ L:71㎝ |
重量 | 約52g |
素材 | 15Dシルナイロン |
※このウェアの詳しい内容は、ENLIGHTENED EQUIPMENT公式から!
数多くのウェアやキルトシュラフを作る「ENLIGHTENED EQUIPMENT」のレインギアです。
非常に薄い15Dという厚みで作られた一枚生地のリップストップシルナイロンを使用。
腰にスナップボタンが2つあります。
末端にコードストッパーが付いていますので、引いてウエストの調整をします。
スカートの合わせ目にスナップボタンが2つ、裾に向かってあります。
”持ち手”and”ループ”が全てで7か所。工夫次第で何か出来そうですね!
非常にコンパクトになります。
重量も約50g。レインパンツでは軽くても100g切るレベルですので、レインスカートの方が圧倒的に軽量です。
上記画像は「山と道 UL All weather pants」それよりも全然軽い!
いいところ
脱着がスムーズ!
レインスカートの一番のメリットが、脱着の簡単さです。
基本的に下半身のレインウェアはパンツタイプだと思います。しかし山で急な雨に降られると、ザックから取り出して、シューズを脱いで、両足を入れて履いて、また靴を履いて。。。なんてしているうちに結局濡れてしまいますし、いちいち面倒な作業が多いですよね?
そこで ”レインスカート”
圧縮すれば手の中に入るほどコンパクトになるので、ポケットやサコッシュにも余裕で収納可能です。
雨に降られたら、サッと取り出して、腰に巻いて、スナップボタンをパチパチ。終わり!
僕個人としては、この時間のULさに惹かれております。
小雨だったりすると、レインパンツを履くのが面倒でそのまま行動して結局濡れる。とかもありますが、これなら面倒事が少ないので使おうと思えますしね!
わさび
レインパンツの面倒さは確かにあるよねぇ~
ムレなくて快適!
だいたいのレインウェアは、防水性向上のためにメンブレンがあります。
防水透湿性の高いメンブレンを使用しても、運動量によっては内部でムレてしまいますよね?
わさび
雨は入らなくても汗で内部が濡れる、ってレインウェアはよくあるよね~
特にレインパンツは簡単に脱げない分、履き続けてしまいムレて気分が悪いことも多々。
しかしレインスカートであれば、その悩みは解消されます!
パンツのように全体が覆われてなく、所々から風が入ってきてくれるので常に涼しい状態を保ってくれます。
腰のスナップボタンも2点あり、しっかり雨を防ぎたいときは両方留めることで生地が重なり合い雨の侵入を防いでくれます。1点のみ留めれば、通気性がより向上する作りになっています。
また、裾に向かってある2点のスナップボタンも両方留めて防水性向上。1点で足の動きを妨げないよう広がる作りに。
ただの一枚生地なのに非常に考えられています。その時の天候や運動量によって、細かく変化を与えられるギミックになっているのです!
結果として、レインパンツよりムレなくて快適になるのです。
その他の使用方法も!
僕が使用しているサイズはMになるので、広げると140㎝/66㎝の一枚生地になります。
そして、なぜか丁度いい5点にループが付いているのでいろんな使い方が考えられます。(笑)
シンプルに休憩中のグランドシートとして使用したり、ちょっとした荷物置きに使ったり。4点ペグダウンしてもう1点をガイラインで吊るして、凄く小さいタープを作ったり。
長辺でも短辺でもタープが作れる位置にループがあるんですよね(笑)
わさび
いやまさか。。。
流石ULブランド。ただのレインスカートでは終わらせないですね。。。
気になるところ
高山や大雨には心もとない
想像は付くと思いますが、正直しっかりと雨を防いでくれるギアではありません。
小雨とか、森の中での雨であれば問題なく使用できます。普通の雨でギリギリ。
大雨や高山の雨風には非対応ですね。
そういう場面が予想される場所では、しっかりしたレインパンツの方が圧倒的に安心です!
濡らさない工夫が必要
このギアはMサイズで丈が66㎝なので、膝下あたりまでしか守れません。
そのため、そこから下は全て濡れます。雨に降られれば、シューズとソックスが濡れるのはレインパンツでも同じですが、パンツの裾まで濡れてしまします。
濡らさない工夫としては、簡単に「裾を上げる」しかないと思っています。それか短パンか(笑)
万人受けはしないギアではあるでしょう。
逆に涼しすぎるかも?
レインウェアは、ムレを利用して濡れた体を温めるという使い方もできますがレインスカートはもちろんできません。
標高が高かったり少し寒い時期だと不安になります。もし濡れてしまって、風に当たり続けると体温を奪われてしまいますので逆に寒くなる可能性が。
暖かい季節であったり低山であれば活躍する場面が多いと思いますが、使いどころは限られますね。
上記内容や見た目も含め、なかなか難しいギアではあります。
着用したイメージ
僕の体格が174㎝/64㎏で、Mサイズを着用しています。
ウエストについてはゴムで調整できるので、どのサイズでもそこまで問題ないと思っています。
サイズごと丈の長さが変わるので、そこはお好みで。
スカートではあるため、男性が着用していることに違和感を感じる方もいるかもしれませんね。
ただ、カッコよく履ける方もおられるのでそれは憧れます!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
低山で激しい天候でなければしっかり雨を防いでくれますし、何より脱着の手間が省ける点とULハイカーが好むスピードハイクにも合わせたムレない作りと、足の動きを妨げない作りに感動しました!
僕自身、低山でのスピードハイクが多いため非常に理にかなったギアです。雨に降られて着替えている時間ももったいないですし、足が動きづらくなるのも嫌ですので。
雨が降らずともピークで少し風が強いときの簡易シェルとして使用したり、休憩中のグランドシートに使用したり、なんだかんだ出番の多いギアなのでおススメです!ちなみにまだタープとしては使用していません(笑)
わさび
1つで何役もこなす、ULギアを象徴しているね!
- スピードハイクにあったレインウェアが欲しい人
- レインウェアのムレや面倒事を解消したい人
- レインウェアの軽量化を図りたい人
万人受けはしないギアですが、しっかりトレードオフが出来る方には向いたギアだと思います。
気になる方は是非チェックしてみてください!
それではまた!
※このウェアの詳しい内容は、ENLIGHTENED EQUIPMENT公式から!
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