こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”Hyperlite Mountain Gear ULTAMID 2”
このブランドの代表的なワンポールシェルターです。
快適な広さと安心を与えてくれるシェルターでしたので、レビューしていきます!
- このテントの購入を考えている人
- 2人でも使用できるテントを探している人
- オールシーズン使えるテントを探している人
もくじ
スペック
収納サイズ | 22cm x 15cm x 14cm |
使用サイズ | 210.8cm (W) x 271.8cm (L)x 162.6cm (H) |
重量 | 541g |
素材 | DCF8 |
※このテントの詳しい内容は、Hyperlite Mountain Gear公式から
他にはあまりない長方形の形状をしているため、奥行きが長いです。
162㎝のポールが必要になります。トレッキングポールを2つ使用して設営。
設営するのに必要なペグ数は最低4本。各箇所にガイライン・自在が付いています。
また、全て補強もされています。
ペグダウン箇所はテント下部だけで最大8か所。
ガイラインも含めると最大16箇所です。
入口はフロントからの1箇所のみ。裏側からは入れません。
ダブルジッパーは止水タイプです。
ベンチレーションは両側に1つずつ。とても大きく付いています。
フロントを巻き上げて留める際は、縫い付けてあるバックルを使用。ULながらしっかりしたパーツを使用しています。
すべての縫い目にしっかりとシームテープ処理がされています。
フロント下部と頂点にHMGのロゴ。
付属品は、XLサイズのDCFスタッフサックです。
いいところ
軽いのに広々!
このテントは、重量約541gと非常に軽量です。
わかりやすい例えで言うと、”シックスムーンデザインズ ルナーソロ” の重量が約690gで1人用(※蚊帳付きですが)
なんと約150gも軽量なのです。それでいて、2人で使用が出来るほどの広さがあります!
登山で疲れた体を休めるのに、やっぱり広いテントの中は快適です。テント内での煮炊きも十分可能ですし不便がありません。
これだけ広いと山岳用としてだけでなく、キャンプ用としても活躍するテントだなぁと思いました!
オールシーズン使用可能!
ブランドでは、オールシーズン使用できるシェルターと謳っております。
実際に真冬や雪の中でも使用可能な機能性として、テントの素材と各箇所のタイアウトが大きく影響しています。
こちらのテントで使用している素材は”DCF(ダイニーマ・コンポジット・ファブリック)”
この素材は、通気性・透湿性が全くありません。そのためテント内の暖気と外の寒気が入れ替わりづらく、テント内部ではそこそこ暖かく過ごすことができるのです!
また、各タイアウト部は自在を限界まで引いた状態でペグダウンすることで、テントを地面ギリギリの位置にまで下げて設営することができます。(ポールの高さもそれに合わせて下げます)
この2点により、テント内部が暖まりやすく外部の影響を受けずに過ごすことができるので、冬の使用も可能なのです!
夏も、162cmの高さで設営すれば、テント下側に大きく隙間が出来るため風通しも良くなるので問題なし。
総評して、確かにオールシーズン使用できるシェルターだと感じました!
安心感のある作り!
流石のハイパーライト!と言える点は、安心感のある作りです。
特に海外製のULブランドは、どーしてもチープな作りの部分がありますが、ハイパーライトにはどういうわけか適当な作りの部分が見つかりません。
縫製や全箇所のシーム処理の細かさ、ポール受け部に頑丈な素材を採用していたり、生地も薄すぎずしっかりした厚みを持たせていたり。
フロントの留め具もですが、使っているパーツもしっかりしたものを使用。
前述しましたが、各ガイライン箇所も綺麗に補強されています。
そのため、雨風などにも強く安心して使用できる信頼性があります!
わさび
テント内の守られてる感がスゴイで!
カスタム可能!
夏に使用すると言っても、虫問題は付きまといますよね?
同ブランドでもメッシュは販売されていますが、他で代用できないかと考え他ブランドのメッシュを取り付けてみましたが、何とか使用できそうです。
今回使用したメッシュが、”ライトウェイ ピラオムデュオタープ メッシュ”
シェルターのガイライン箇所内側にはDリングは付いているので、そこにメッシュのプラパーツを括りつけたら完成!これで虫問題も解決です。
ちなみに、”Zpacks ソロ バスタブグランドシート プラス”を取り付けてみましたがパツパツになりました。。。
こちらはちょっと厳しそうですね笑 しかし、タイベックなどでMYOGすれば専用グランドシートも作れそうです!
このように、別のギアを取り入れてカスタムした使い方も可能なのです。
気になるところ
2本のポールの準備が必要
このテントは、設営するのに162㎝のワンポールが必要になります。
同ブランドに専用のポールも売っていますが、基本的にはトレッキングポール2本で代用すると思います。となると、止めるためのストラップも必要に。
デメリットとしては、「必ず2本ないと設営できないこと」「ストラップで止めるとき162㎝の位置が分からない」と言った点が悩みです。
出入りしづらい
ピラミッド型はどれも言えることですが、外に出たいときにジッパーが遠く出づらいです。
これについては解決策があります。
ダブルジッパーなので、上側から開けて出来た隙間から外に出る作戦です。笑
シューズなどが引っかからないように注意は必要ですが、すぐに出れるので僕はこの方法で出入りしています!
収納サイズがやや大きい
収納サイズが少し大きく、バックパックの中に入れるとなかなか嵩張ってしまいます。
どうしてもDCF素材なので嵩張りやすいのと、居住性が高いテントなので大きめになります。
2人でテント泊などに行く際には荷物を分散させると問題なく運搬できますが、1人でのテント泊ではなかなかパッキングが難しくなると思います。
もともとの収納袋に仕舞うのも少しストレス。。。
わさび
ぐしゃぐしゃにしないで、しっかり畳めば大丈夫だで!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ULシェルターなのに補強がされて強度が強く、しっかりしたパーツを使用した安心感などが特徴。居住空間もとても広く、シームテープ処理や縫製の細かな丁寧さ、ガイラインの多さで雨風からしっかり守ってくれるシェルターでした!
メッシュを取り入れれば夏も問題ないですし、冬はテント下部の隙間を無くすぐらいのペグダウンをすれば暖かく過ごすことが出来ます。
そして何と言っても、その機能性で重量が500g台!!
わさび
これは山岳ワンポールテントの決定版やね!
- オールシーズン使用できるシェルターが欲しい人
- キャンプでも使用できるULシェルターが欲しい人
- 安心感のあるシェルターが欲しい人
なかなか高級なシェルターですが、使用するとその価値を感じることが出来ます。
気になる方は是非チェックしてみてください!
それではまた!
※このテントの詳しい内容は、Hyperlite Mountain Gear公式から
オールシーズン対応やで!