こんにちは!potamikanです。
今回ご紹介するギアは、”パランテ ジョーイ”
トレラン用ザックに近いフィット感を持たせ、どこまでも歩けるようなバックパック。
なるべくひいき目に見ず、しっかりレビューしていきます!(笑)
- このバックパックの購入を考えている人
- ベスト型のULバックパックを探している人
- ファストパッキングが出来るバックパックを探している人
もくじ
スペック
背面サイズ | 約46㎝ |
重量 | 419g |
素材 | 210d hdpeナイロングリッドストップ |
容量 | 24L |
※このバックパックの詳しい内容はパランテ公式から
現代ハイキングの流行として、”FKT”というものがあります。
FKT(Fastest Known Time)
特定のトレイルコースを走ったGPSデータをFKTのサイトにアップロードし、タイムを競い合うアクティビティのことをいう。
出典:mark
内容としては、トレランに似通っている感じですが、実際に走ったり大会に出たりすることが流行っているのではありません。「軽量な荷物でより遠くへひたすら歩き続ける」というスタイルが流行しているのです。
実際にパランテの創業者が”JMT”(ジョン・ミューア・トレイル)全長340㎞をこのバックパックの基となるモデルを使用して、3日と11時間で踏破しFKT記録を更新した経緯があります。
そんな、FKTを意識した現代ハイキングに合わせた、どこまでも歩き続けることに重きをおいたバックパックとなっております!
ショルダーは、2層の3Dメッシュを使用しベスト型になっています。
ポケットはフロントに大きいサイズが1つ。細い形状のポケットですがバックパックの下まで深くあります。
両サイドにポケットが1つずつ。
コンプレッションのドローコードもあります。
ショルダーハーネスにポケットが4つ。
そしてパランテ特有のボトムポケット。
ちなみにポケットは全てダイニーマメッシュを使用し、岩場などに擦れても安心できる強度になっています。
開口部は巾着式。
フロントポケットの先端に付いているフックを掛け、ベルトを引き締め上げます。
いいところ
ベスト型で動きやすい!
FKTを意識しているバックパックですので、走ることも考慮しベスト型を採用しております。
そのため身体へのフィット感が素晴らしく、左右に振ってもバックパックがブレません。
ベスト型バックパックとしては大きい容量24Lで、このクオリティには驚き。
そして、ショルダーハーネスにもこだわりがあります。
素材が3Dメッシュで非常に柔らかく、身体に優しくフィットする作りになっているので、肩の負担も少なく身体との一体感を感じながら背負うことが可能。
また、ショルダーハーネスとバックパックが肋骨の下部からつながっているため、コードを引き身体にフィットさせても胸が圧迫されません。そのため、やや激しい動きをしても胸が広がり呼吸がしやすく、息が上がりづらくなっているのです!
わさび
実際の経験者が作ったバックパックは考え抜かれているね。。。
どこまでも歩きたくなるバックパックに仕上がっています!
ポケット豊富!
バックパックを下ろす手間を省けるように、背負った状態でアクセスしやすいポケットが豊富です。
特にショルダーハーネスの4つのポケット。
上部の2つは大きく深めのポケットになっていて、500mlペットボトルやスマホの収納に役立ちます。
下部の2つは小さいポケット。エネルギーバーやゼリーなどのちょっとした行動食を入れることが可能。
ボトムポケットには行動食のほかに、ウインドシェルやレインウェアなどの衣類、エマージェンシーキットなどすぐに使いたいものを収納すると便利。
バックパックを背負った状態で、ある程度の事象に対応することが出来てしまうのです!
サイドポケットもタイトに作られていますが、写真のように様々なギアを入れることが出来るほどストレッチが効いています。
これほど外側に収納があるおかげで、バックパックを下ろして、内部から取り出して、また背負って。。。という無駄を省き、より歩くことに専念できる作りになっていました!
歩くのが楽しく感じる!
登山で、「山頂を目指す!」「景色が見たい!」「お昼ご飯を食べたい!」などの様々な楽しみ方がありますが、このバックパックは道中も楽しむことが出来ます!
荷物も軽くなりベスト型なので、山頂までの登りは軽快に向かうことが出来ます。
食材やコーヒーなどを持って行って山頂でこだわったお昼を楽しんだり、フリスビーなどの遊び道具を持って行ってひらけた場所で遊んだり。。。
下山はベスト型バックパックの本領発揮。安全な場所の下りであれば、少し駆け足でトレイルを駆け抜けてみたり。。。ここでの爽快感が半端なく気持ちいいですよ!!
わさび
下りって実は少し駆け足のが楽だったりするしね!
水分やエネルギー補給などもしやすいのでストレスフリー!
歩くのが楽しくなり、どんどん進みたくなる気持ちにさせられる、そんなバックパックです。
気になるところ
ややパッキングが難しい
このバックパックは、左右にブレづらくするために細長い形状をしております。
そのため、所持しているギアによってはややパッキングが難しく感じるかもしれません。
クローズドセルマットなどを筒状にして、バックパック内に入れると綺麗にパッキングしやすくなりますよ!
容量が小さめ(テン泊は厳しい)
容量24Lバックパックは、しっかり取捨選択をしないとなかなか小さいサイズです。
パランテの創業者のように、超UL原理主義の方であれば何泊か出来るバックパックかもしれませんが、基本的にはテント泊は出来ない容量。
タープ泊などの超カリカリのULに挑戦したい方には良い容量ですが、そうでない方は日帰り用として使用するのが無難ですね。
入手困難
このブランドは、国内で取り扱っている店舗が非常に少ないです。
また、人気なためすぐに売り切れてしまいます。そのため簡単には手に入らない状況にあります。
SNSなどの情報をチェックして入荷のタイミングを狙いましょう。
しかし、パランテ公式(海外サイト)では在庫があったりしますので、個人輸入で購入するのをおススメします!
背負った見た目
ウエストベルトもなく、ベスト型ですので背中の上部で背負うことが出来ます。
下半身がフリーになるので、走ったりする際に干渉せずスイスイ動けます!
パランテ特有のデザインは、たまーに奇抜でありながらやっぱりオシャレ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
豊富なポケットとベスト型ショルダーハーネスのおかげでバックパックを下ろす手間を減らし、より遠くへ歩き続けることが出来る現代ハイキングの流行に合ったバックパックとなっておりました!
入れられる容量が元から少ないので、重量もおのずと軽くなります。
そのため疲れづらく、長時間背負っていても負担にならず一日中楽しい山行を行うことが出来ますのでとてもgood!
わさび
あんまり人と被らないのも個性的でgood!やね~
- ベスト型のULザックが欲しい人
- ファストパッキングで使用したい人
- 下山中にちょっと駆け抜けたりしたい人
日帰り登山で下りは少し駆け足している方には、とてもおススメできるバックパックです。
このフィット感とブレの無さには感動すら覚えますよ?(笑)
気になる方は、是非チェックしてみてください。
それではまた!
potamikanはパランテ大好きなんよね~